「契約」を学ぶ

なぜ「契約」を学ぶ必要があるのでしょう?

実は、あなたも何気なしに契約を繰り返している!?

 

私たちが生活する世の中は、まさに契約社会であり、日々の生活の中で、皆さんは無意識にいくつもの契約を繰り返しているという状況を意識されていない方が多いのではないかと思います。

例えば、コンビニやスーパーで弁当やお茶を購入したり、スポーツショップでテニスのラケットを購入したり、ガットを張り替えてもらったり、レストランで美味しい食事をしたり、これらも実は契約によるやりとりが発生し、それをみなさんは契約とは意識せずに普通にできているというわけです。

ではなぜ、すでに無意識で行うことができている契約について学んでおいた方がよいかといいますと、もしもこれらのやりとりがうまくいかず、なにかしら揉め事やトラブルが起こってしまったときに、何をどうしたらよいか、どのように解決したらよいのか、困ってしまうことになるからです。さすがに、力づくであなたの意見を押し通すといった行動に出てしまいますと傷害事件などで警察沙汰になってしまいかねませんのでこれは避けないといけません。

ここであなたが契約についての基礎知識を理解することができてさえいれば、契約と契約に関連する法律の知識に基づき問題を解決することができるか、または、少なくとも泣き寝入りせずに相手に対して主張することができるのだということが判断できるようになるのだと思うからです。

では、どうやって契約を武器に問題を解決するのかといいますと、問題が発生したところから時間をさかのぼりお互いのやりとりを整理してみてください。また、何が問題となっているのかを正しくおさえたうえで、契約の中でこれらについての問題解決の拠り所となるような約束事がないかを確認し、約束事があれば、それに基づいて問題解決を図ることができるようになりますし、残念ながら約束事として決められていなかったとしても、民法の契約に関する諸規定に基づき問題解決を図ることもできるかもしれません。

いずれにしても、契約または契約に関する法令に基づいて問題を解決することが法治国家である日本国内においては、最良の問題解決手段なのではないかと考えているところです。
これが、企業間のビジネスの世界になりますと、さらに重要なものとなってくるわけです。

そこで、ご興味をおもちになっていただけたみなさまには、そもそも「契約とは何か」について一緒に学んでいただければうれしく思います。

 

2021年12月26日

執筆者: 伍桃 さんじろう

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